ドル買い一服、ドル円は158円台後半 有事リスク長期化への警戒継続も=ロンドン為替概況 ロンドン市場では、ドル買いが一服している。有事リスク長期化への警戒は継続しており、欧州株や米株先物・時間外取引はマイナス圏で推移している。原油高が長期化することが警戒される中、独債利回りが上昇、短期金融市場ではECBの7月利上げをすでに織り込んでいる。ただ、ドル円は159円台での取引は続かず、ロンドン時間には158.60台へと反落した。この動きとともにユーロドルは1.1560付近、ポンドドルは1.3390台へと下げ渋っている。クロス円は上値の重さが残っており、ユーロ円は183円台前半、ポンド円は212円台半ばへと軟化している。円買いの動きは、リスク回避の円高の面とともに、ドル円の159円台では介入警戒感があることも影響したようだ。NY時間でのトランプ発言や一連の米経済指標発表を控えて相場は一息ついている状況だ。 ドル円は158円台後半での取引。東京午前には有事のドル買いが強まり、高値を159.24付近に更新した。しかし、買いは続かず売買が交錯。ロンドン時間に入ると上値が重くなり、安値を158.60台へと広げてきている。基調としての有事のドル買いや、原油高による交易条件悪化を懸念した円売り圧力などは根強いが、円安進行で介入警戒感も台頭してきているもよう。 ユーロドルは1.15台半ばでの取引。東京朝方の1.1575付近を高値に、東京市場では有事のドル買いに押された。ロンドン朝方にかけて安値を1.1532付近に広げた。しかし、ロンドン勢の本格参加とともに買戻しが優勢になっており、1.15台半ばへと反発している。ユーロ円は軟調な流れ。東京朝方の183.91付近を高値に上値重く推移。ロンドン時間には安値を183.34付近まで広げた。対ポンドではややユーロ買いが優勢も、目立った材料はみられていない。独Ifoは「エネルギー価格ショックにもかかわらず、ドイツの回復は今年を通じて継続する見込みだ」とした。その中で、「イラン紛争で押し上げられたエネルギー価格が長期にわたり高止まりした場合、今年の経済成長率予測を0.2ポイント押し下げる」と指摘した。 ポンドドルは1.33台後半での取引。東京朝方の1.3414付近を高値に上値重く推移している。東京午後には1.3361付近まで下押しされた。有事のドル買い圧力がみられた。しかし、ロンドン勢の本格参加とともに買い戻され1.34近くまで回復している。ポンド円は終日上値が重い。東京朝方の213.19付近を高値に売られ、ロンドン時間には212.50割れへと軟化している。ユーロポンドは0.8623から0.8637までのレンジで推移。ややポンド売りに傾いている。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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