【本日の見通し】ドル高基調が継続か

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【本日の見通し】ドル高基調が継続か
  
 前日の海外市場ではドル高が優勢となり、ドル円は159円台後半まで上昇した。160円を視野に入れた展開となった。中東情勢が再び緊迫化し、イスラエルがイランの天然ガス施設を空爆したとイラン側が主張。それに対してイラン側は報復を表明している。また、2月の米生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったこともドル高につながった。
  
 米連邦公開市場委員会(FOMC)では市場予想通り、政策金利を据え置いた。FOMCメンバーによる政策金利見通しでは、利下げ回数は2026年末までに1回となり、昨年12月時点と変わらなかった。また、経済成長率見通しを引き上げるとともに、インフレ見通しも引き上げている。
  
 パウエル議長は「中東情勢の影響は不透明で、物価や雇用の動向を注視していく」「エネルギー価格上昇がインフレを押し上げる可能性がある」などと述べている。
  
 今日は日銀金融政策決定会合の結果発表がある。政策金利は据え置きが見込まれている。日銀は4月かそれ以降の利上げが見込まれているが、植田総裁の記者会見などで、今後の利上げに関するヒントが出てくるかが注目される。
   
 今日のドル円は160円乗せを視野に堅調な動きを見せるとみられる。ただ、介入警戒感も根強く、日本の金融当局の動向には神経質な動きとなりそう。
  
 ユーロドルは海外市場で1.14台半ばまで下落している。ドルの堅調な地合いが続く中、今日は1.14台を中心に推移するとみられる。
  
 きょう開催される欧州中央銀行(ECB)理事会でも政策金利は据え置きの見通し。ラガルド総裁の記者会見や、ECBスタッフによる経済成長率・インフレ見通しの最新予測が焦点となる。内容次第ではユーロが上下に振幅する可能性がある。
  
 ポンドドルは海外市場で1.3250台まで下落した。ユーロドルと同様にドル高を受けて上値の重い展開。今日は1.32台を中心に上値の重い展開が見込まれる。
  
 きょう開催される英金融政策委員会(MPC)では政策金利は据え置きの見通し。今回の会合では投票の内訳などが注目される。前回(2月5日)は政策金利の据え置きを5対4で決定した。5名が据え置き、4名が利下げを主張しており、ハト派的な据え置きとなった。
  
 ユーロ円はユーロドルの下げに追随して、一時183円割れまで下落した。ユーロドルの動きを眺めながら、上値重く推移するとみられる。
  
 ポンド円は211.70台まで上昇した後は下げに転じて212円を割り込んだ。今日は212円台では上値を抑えられやすい展開か。
  
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。