有事のドル買いから、トランプ発言で一気に反転=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
有事のドル買いから、トランプ発言で一気に反転=ロンドン為替概況

 ロンドン市場はイラン情勢をにらんだ有事のドル買いが当初優勢となり、ドル円は東京市場の高値を超えて159.66円へ上昇した。ドル円は節目の160円手前の売りもあって、ドル高進行はゆっくりとしたものとなったが、ユーロドルなどでのドル高が一気に進む展開が見られた。

 ユーロドルは東京市場でのドル高局面では1.1550ドルを挟んで動きが落ち着いていたが、ロンドン勢が本格参加してくる時間帯に入ってドル高が強まり、1.1520ドル台を付けた後、いったん少し調整するも、再びユーロ安ドル高になると動きが加速。1.1500ドルを割り込んでポジション調整の動きが強まり、1.1485ドルを付けた。ポンドドルも1.33台での推移から1.3257ドルを付ける展開が見られた。また、動きが特に目立ったのが豪ドル。東京市場から上値が重い展開となっていたが、ロンドン市場に入って動きが加速し、0.6911ドル付近まで下げる場面が見られた。

 ロンドン市場で加速したドル高の動きは、トランプ大統領の発言で一気に反転した。トランプ大統領はイランと建設的な協議を行ったとして、48時間以内にホルムズ海峡を完全に開放しなければ、イランの発電所とエネルギーインフラを攻撃するとしていた主張から、軍事攻撃を5日間延長するように国防総省に指示したと明らかにした。

 この発言を受けて有事のドル買いが一気に後退。ドル円は158.20円台まで急落し、ユーロドルが1.1618ドル前後、豪ドルが0.7040ドル台を付けている。動きが落ち着いた後は少し調整が入っているが、一時のドル買いムードは後退している。NY原油先物は101ドル台を付ける動きから、一時84ドル台まで急落した。

 クロス円は不安定な動き。ドル主導の動きの中で安値から反発も、荒っぽい上下を見せた。

MINKABUPRESS 山岡

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。