【概略】 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における4月7 日時点の大口投機家の売り越しは375万6432枚となり、前週の347万5118 枚から拡大した。取組高合計は4850万8710枚となり、前週から28万4084 枚(0.6%)減少した。 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が0.6%減、債券 合計が1.1%減、為替合計が1.8%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が 0.4%増、エネルギー合計は0.9%増、金属合計は0.4%減となった。 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式、債券で手じまい売り、 新規売りが出て売り越しを拡大した。為替は手じまい売り、新規売りが出て売り越し (ドル買い)を拡大した。 【現在の市場テーマと大口投機家の動向】 前週は、米大統領がイランの発電所や橋を攻撃すると警告したが、イランは徹底抗戦 の姿勢を示した。ただパキスタンが2週間の停戦を提案すると、米国とイランが合意し た。11日の停戦協議では合意に至らず、終了した。 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が9万3742枚売り越し(前週7万2872 枚売り越し)、ユーロは7541枚売り越し(同507枚買い越し)、英ポンドは5万 6354枚売り越し(同5万2665枚売り越し)となった。ユーロは新規売りが新規 買いを上回って売り越しに転じた。 商品市場では、原油が米国とイランの停戦合意を受けて戻りを売られた。金は米国と イランの停戦合意を受けて押し目を買われた。 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が20万2153枚買い越し(前 週21万3488枚買い越し)に縮小した。新規売りが新規買いを上回った。ニューヨ ーク金は15万6305枚買い越し(同16万3202枚買い越し)に縮小、ニューヨ ーク・プラチナは1万8038枚買い越し(同1万6337枚買い越し)に拡大した。 金は手じまい売り、新規売りが出て、プラチナは新規買い、買い戻しが入った。 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが29万0819枚買い越し(前週33万 4757枚買い越し)、大豆は20万8459枚買い越し(同22万7846枚買い越 し)に縮小した。コーン、大豆ともに手じまい売り、新規売りが出た。前週のコーン は、米農務省(USDA)の需給報告で需給緩和観測が出たことを受けて売り優勢とな った。 MINKABU PRESS 東海林勇行
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