日中取引開始後、原油の2026年10月限は大幅高。一時8万6660円まで上げ た。 和平交渉を持ちかけているトランプ米大統領はイランに依然として「戦争か」、「降 伏か」を迫っている。イラン戦争が始まった当初、トランプ米大統領はイランに無条件 降伏を要求し、イラン最高指導者の選出にすら関与することを求めていたが、今でもイ ランに多くのことを要求していることに変わりはない。イランはこれまでに幾度となく 過剰な要求を取り下げるよう主張してきたが、米国の「戦争か」「降伏か」戦略に変化 はなく、ホルムズ海峡を巡る交渉は泥沼化した。 ただ、これまでの武力衝突で米国が成果を得て交渉を有利に進めているわけでもな く、さらなる戦闘で何か得るのか不透明で、トランプ米大統領が戦争継続を判断する可 能性は低い。米国は多くの死者を発生させる可能性が高い地上戦を選択できず、イラン と交渉をまとめることも出来ず、イランに対してさらに譲歩することも難しい。口先三 寸で原油相場を含む金融市場の手綱を握っているだけである。世界の石油在庫が減少を 続けていることは大きなリスクであり、株高など金融市場を守ろうとするトランプ米大 統領は追い詰められていくだろう。 時間外取引でニューヨーク原油6月限は前日比3.16ドル高の98.58ドルで推 移。本日これまでのレンジは97.65〜98.92ドル。 原油10月限の予想レンジは8万6000円から8万7000円、ガソリン先限は 9万0000円から11万0000円、灯油先限は10万0000円から11万 0000円。 MINKABU PRESS
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