18日のロンドン市場は、ポンドとユーロが対照的な値動き。ポンドは堅調。バルニエEU主席交渉官が、アイルランド国境について代替案を議論する用意、と報じられたことがポンド買いを誘った。加えて、6月の英小売売上高が前月比で予想外の伸びを示したこともポンド買い材料。ポンドドルは1.24台前半から後半へ、ポンド円は134円近辺から134円台後半へと上昇した。一方、ユーロは下落。序盤はポンドに追随して小高く推移したが、ECBスタッフがインフレ目標の修正について検討している、との一部報道で急落。ユーロドルは1.1230近辺から一気に1.1205レベルまで下落。ユーロ円は121円ちょうど近辺から一時120.78レベルまで下落した。ユーロポンドは両通貨の方向の差を反映して0.9030台から0.8980近辺まで大きく下げた。ドル円は107円台後半で小反発。欧州株が序盤の下げを縮小しており、リスク回避ムードが一服している。米債利回りも上昇し、ドル円の下支えとなったもよう。 ドル円はドル円は、107円台後半での取引。序盤に107.62レベルまで下押しされたあとは、107.90近辺へと反発している。欧州株はリスク回避ムードが広がるなかで下落して取引を開始したが、ECBがインフレ目標の修正を検討しているとの報道で、ユーロ安に反応し欧州株が持ち直している。米10年債利回りは2.03%台から2.06%近辺へと上昇、ドル円の下支えとなっている。 ユーロドルは1.12台前半での取引。東京午後に1.1244レベルの高値をつけたあとはしばらく高止まりとなった。取引中盤にかけてECBスタッフがインフレ目標の修正について検討している、と報道されると、一気に売りが広がった。ユーロドルは1.1230近辺から一気に1.1205レベルまで下落。ユーロ円は121円ちょうど近辺から一時120.78レベルまで一時下落した。来週25日に開催されるECB理事会を控えて、金融政策関連の報道に敏感に反応している。 ポンドドルは1.24台後半での取引。ユーロとは対照的に堅調な動き。バルニエEU主席交渉官が、アイルランド国境について代替案を議論する用意、と報じられたことがポンド買いを誘った。加えて、6月の英小売売上高が前月比で予想外の伸びを示したこともポンド買い材料。ポンドドルは1.2440近辺から1.2490台へと高値を伸ばしている。ポンド円は134円割れ水準から134.80近辺へと上昇している。ユーロポンドは両通貨の方向の差を反映して0.9030台から0.8980近辺まで大きく下げた。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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