反発も、米国とイランの合意報道が重しに=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=88.90(+0.22 +0.25%)

 今週に入って米国とイランの交戦が繰り返されていることが相場を支えた。イランのタスニム通信によると、米国のタンカーがレーダーシステムを切ってホルムズ海峡の通過を試みたが、イラン革命防衛隊(IRGC)が警告射撃したため停船し、引き返すことになった。米軍はこの報復としてイランのバンダーアッバスの軍事基地を攻撃し、イランはクウェートの米軍基地にミサイルを発射するなど、戦闘終結やホルムズ海峡の解放に向けた合意期待が後退した。

 ただ、米アクシオスが、米国とイランは60日間の停戦延長と核開発を巡る交渉開始で合意したと報道すると重くなった。米政府関係者の発言として伝わっている。この合意文書にはホルムズ海峡の無制限航行や、イランによる機雷除去が明記される見通し。ただ、トランプ米大統領はこの合意をまだ承認していないという。なお、このアクシオスの報道はイランのタスニム通信によって否定されている。イラン政府は合意が成立した場合に自ら公式に発表するとしている。

 時間外取引で7月限は92.52ドルまで上昇した後、通常取引開始を控えて上げ幅を削った。通常取引序盤には、売りが強まると87.11ドルまで下落。その後は売り買いが交錯しつつも、プラス圏で引けた。

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