海外サマリー(28日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金     2026/ 8 4,532.4  + 50.9  シカゴ大豆  2026/ 7 1,194.50  + 9.25
NY銀     2026/ 7 7,591.2  +101.7  シカゴコーン 2026/ 7   455.75  + 3.25
NYプラ    2026/ 7 1,927.3  -  0.7  NY原油   2026/ 7    88.90  + 0.22
NYパラ    2026/ 9 1,395.70 -24.60  ドル・円               159.25  - 0.28
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。金を8月限、パラジウムは9月限に変更。
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◎NY外為=ドル円は159円台前半に小反落
 NY為替市場、ドル円は159円台前半に値を落とした。序盤は159円台半ばまで
上昇。ドル安が優勢となり、ドル円を圧迫。米・イラン両国が60日間の停戦延長と核
開発を巡る交渉開始で合意と伝わったことが要因。合意文書にはホルムズ海峡の無制限
航行や、イランによる機雷除去が明記される見通しだという。
 トランプ大統領の承認待ちだが、3カ月に及ぶ紛争にひとまずメドがつくとの期待が
高まっている。しかし、完全に停戦というわけではなく、交渉の流れ次第では緊張状態
が復活する可能性はある。ただ、ホルムズ海峡の無制限航行や、イランによる機雷除去
が明記される見通しとなっていることは安心感を呼んでいるようだ。
 朝方に4月のPCE価格指数が発表され、前回よりは伸びが鈍化し、予想も若干下回
っていた。為替市場もドル安の反応が見られたものの、高水準のインフレではある。同
指標はFRBが重視しているインフレ指標だが、このところのFRBのタカ派転換姿勢
を裏付ける内容ではあった。
 ストラテジストは「FRBが利下げバイアスから距離を置き始めている中、ドル全面
安を正当化する材料はない。インフラ被害、戦略備蓄再積み増し、構造的リスクプレミ
アム上昇によって原油価格は高止まりしやすく、ドルの交易条件面での支援効果も緩や
かにしか低下しないだろう」と述べていた。
 また、一部からは「ドル円は再び160円を試す展開が見られているが、円キャリー
取引の妙味から、米金利上昇が続けば162−163円のゾーンへのレベルシフトも見
込まれる」との声も出ていた。
◎NY貴金属=総じて反発、米GDPの下方修正や米イラン合意で
 ニューヨーク金、銀は反発。
 金8月限は反発。時間外取引では、米国とイランの武力衝突を受けて売り優勢となっ
た。欧州時間に入ると、下げ一服となった。日中取引では、米国内総生産(GDP)の
下方修正を受けて押し目を買われた。その後は、米イランが停戦延長と核交渉開始で合
意したことを受けて上値を伸ばした。
 銀7月限はドル高一服や金が地合いを引き締めたことを受けて押し目を買われた。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがまちまち、パラジウムは反落。
 プラチナ7月限は小幅続落。時間外取引では、米国とイランの武力衝突や金軟調を受
けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、下げ一服となったが、戻りは売られた。日
中取引では、米国内総生産(GDP)の下方修正を受けて押し目を買われた。その後
は、米イランが停戦延長などで合意したことも支援要因になった。
 パラジウム9月限は米国とイランの武力衝突や他の貴金属の軟調が圧迫要因になった
が、日中取引ではドル高一服を受けて下げ一服となった。
◎LME=揃って反発、米イ停戦延長で合意との報を受け
アルミ3カ月物は反発。3625ドルで続落して取引を開始。アジアの時間帯前半に
3607.50ドルまで値を落としながらも早々に買い戻され、その後は3625ドル
を挟んでの高下が続いた。米国の時間帯を迎えると、米国とイランが停戦で合意した、
と伝えられたことを受けてニューヨークダウが堅調となったことに追随する買いが見ら
れて3660ドルの高値まで浮上。一旦、転売が優勢となった後に買い戻されて高値に
顔合わせしたところで売り崩されて3620ドル台まで値を落とした。しかし再浮上し
3660ドル台を回復。終盤に3685ドルの高値まで値を伸ばした後、上げ幅を縮小
したが、堅調に引けた。
 銅3カ月物は大幅反発。1万3530ドルで小幅続落で取引を開始。アジアの時間帯
はアジア株の頭重い動きを受けて1万3570ドルを抵抗線として高下。欧州の時間帯
を迎えると1万3590ドル台まで値を伸ばし、米国の時間帯にはさらに地合いを引き
締めて1万3600ドル台に到達。米国とイランが停戦で合意したと伝えられたことを
受けてニューヨークダウが地合いを引き締めたことに追随する買いが見られた。引けに
かけて値位置を切り上げ、終盤に1万3747ドルの高値に到達。高値を離れた後、下
値は堅く、1万3700ドル台を維持したまま取引を終えた。
◎NY原油=反発も、米国とイランの合意報道が重しに
 ニューヨーク原油の期近は反発。
 今週に入って米国とイランの交戦が繰り返されていることが相場を支えた。イランの
タスニム通信によると、米国のタンカーがレーダーシステムを切ってホルムズ海峡の通
過を試みたが、イラン革命防衛隊(IRGC)が警告射撃したため停船し、引き返すこ
とになった。米軍はこの報復としてイランのバンダーアッバスの軍事基地を攻撃し、イ
ランはクウェートの米軍基地にミサイルを発射するなど、戦闘終結やホルムズ海峡の解
放に向けた合意期待が後退した。
 ただ、米アクシオスが、米国とイランは60日間の停戦延長と核開発を巡る交渉開始
で合意したと報道すると重くなった。米政府関係者の発言として伝わっている。この合
意文書にはホルムズ海峡の無制限航行や、イランによる機雷除去が明記される見通し。
ただ、トランプ米大統領はこの合意をまだ承認していないという。なお、このアクシオ
スの報道はイランのタスニム通信によって否定されている。イラン政府は合意が成立し
た場合に自ら公式に発表するとしている。
◎シカゴ大豆・コーン=全面高、米イ停戦合意や米産地の乾燥見通しで
 大豆は揃って堅調。
 米国とイランが停戦延長で合意したと伝えられたことや、それにもかかわらず両国の
攻撃が伝えられたことで原油が堅調となったことが買い支援要因となった。また、6月
半ばには米産地で乾燥傾向が強まるとの予報も強気材料視された。
 コーンは軒並み上昇。
 米エタノール生産は減少する一方で在庫の増加が伝えられるなど、エタノール関連の
報告は弱気な内容だったが、大豆の堅調や原油高が強気材料となった。米産地では6月
半ばには乾燥傾向が強まるとの予報も買いを支援した。
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