金・銀午前=金は期先が反発、イスラエルとレバノン停戦合意で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 金は期先が反発。イスラエルとレバノン停戦合意を受けて買い優勢で始まった。その
後は、戻りを売られたが、ドル建て現物相場の押し目を買われたことを受けて堅調とな
った。銀は出来ず。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が153円安〜11円高、金ミニが
96.5円安〜125.0円高、ゴールドスポットが536円高、銀が出来ず。
 午前11時2分現在の出来高は、金が6823枚、金ミニが7641枚、ゴールドス
ポットが85枚、銀が0枚。
【NY金は米イランの武力衝突や原油高が圧迫】
 金は米イランの武力衝突や原油高が圧迫要因になった。米国とイランは交戦し、4月
上旬の停戦発効後で最も深刻な衝突に発展した。戦闘の余波はクウェートとバーレーン
にも及んだ。またレバノンではイスラエルが親イラン武装組織ヒズボラへの軍事作戦を
続けている。イランは米国との暫定合意の一環として、レバノンでも停戦が実現しなけ
ればならないと主張している。イランの準国営タスニム通信はイランのアラグチ外相の
話として、「イランと米国の意思疎通は途絶えていないものの、交渉で具体的な進展が
得られていない」と伝えた。
 5月の全米雇用報告によると、民間雇用者数は12万2000人増で予想を上回る伸
びとなった。市場予想は11万7000人増。5月の米ISM非製造業総合指数は
54.5となり、4月の53.6から上昇した。イランとの戦争に伴う供給不足や価格
上昇を見越し、企業が先回りして発注や在庫の積み増しを行ったことが背景。市場予想
は53.8だった。米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、中東での戦争などに関
連するインフレ上振れリスクが存在するものの、連邦準備理事会(FRB)が金利を変
更する必要はないとの見解を改めて表明した。
 米下院は、議会が承認するまでイラン戦争の停止を求める民主党主導の戦争権限決議
案を可決した。採決結果は賛成215、反対208。ただ決議案の発効には上院での可
決も必要で、トランプ米大統領の拒否権を覆すには、上下両院で3分の2の賛成を確保
しなればならない。
 イスラエルとレバノンが停戦で合意した。ただ親イラン民兵組織ヒズボラによる攻撃
の完全停止が条件としており、攻撃が止まるかどうかを確認したい。
 金先限は2万3624円まで上昇した。イスラエルとレバノン停戦合意が支援要因に
なった。円相場は1ドル=160円台前半で円安が一服した。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、米イランの武力衝突や原油
高を受けて売り優勢となった。アジア市場では、朝方の4450.91ドルから、戻り
を売られる場面も見られたが、イスラエルとレバノンの停戦合意を受けて押し目を買わ
れた。
 午前11時現在、4465.13ドルで推移、銀は7307セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が4461.83ドル、銀が7429セント。

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