様子見ムード、アジアは株安、米株先も軟調で、株安の流れは継続=東京為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 9日の東京市場、ドル円は108円台後半推移。ドル高の流れが継続し、昨日NY市場で付けた高値を更新する動きも、108円90銭までと、109円手前の売りに頭を抑えられる格好に。
 ユーロドルがわずか9ポイントレンジに収まるなど、各通貨とも様子見ムードが広がる展開に。
 これまでの積極的な米利下げ期待に対して、先週末の米雇用統計の好結果が期待を押し下げた格好で、今後の金融政策動向への思惑が交錯する中、明日、明後日のパウエル議長による半期議会証言に注目が集まっている。それまでは動きにくい展開か。
 豪ドルはその中でも比較的動きがあり、やや軟調。NAB企業景況感が前回よりも改善も豪ドル買いにならず、同時に出た企業信頼感が低下したほうが材料となり、豪ドルは若干軟調。もっとも値幅は対ドルで21ポイントと限定的。
 雇用統計後の株安基調は継続。日経平均は午前中比較的しっかりも、中国株などの軟調地合いが続き、午後に一時マイナス転。米株先物時間外取引での株安もあり、株安ドル高の流れが継続か。

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

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