日中取引開始後、原油の2026年12月限は7万4340円まで上昇。 米国とイランはホルムズ海峡の管理を巡って揉めている。両国が合意した覚書からす ると、イランとオマーンがホルムズ海峡を管理することで妥結したように見えるが、米 国からするとホルムズ海峡を巡る覚書の第5項は自由な航行を意味するという。解釈は 正反対である。覚書を作成する段階で主張の対立が一時見送られ、この期に及んで表面 化しているとすると、米国は受け入れられない覚書をあえて受け入れて一時停戦を急い だと判断するのが妥当だろう。ホルムズ海峡の内側に溜まった石油が解放されていなけ れば、今ごろは石油危機の真っ最中だった可能性がある。 ただ、ホルムズ海峡を経由する供給量は不十分である。供給不足が続いている可能性 が高く、特にディーゼル燃料を中心とした石油製品はひっ迫感がかなり強い。足元の原 油価格に危機感はないが、備えは必要であると思われる。 時間外取引でニューヨーク原油8月限は前日比2.51ドル高の73.92ドルで推 移。本日これまでのレンジは73.18〜74.20ドル。 原油12月限の予想レンジは7万36000円から7万4600円、ガソリン先限は 9万0000円から10万0000円、灯油先限は10万0000円から11万 0000円。 MINKABU PRESS
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