CFTC大口投機資金動向(7/7時点):金買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における7月7
日時点の大口投機家の売り越しは652万4935枚となり、前週の665万6271
枚から縮小した。取組高合計は4992万1769枚となり、前週から3万8393枚
(0.1%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が0.4%増、債券
合計が0.3%減、為替合計が1.3%減となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
1.9%増、エネルギー合計は1.3%増、金属合計は0.7%減となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規買いが新規売りを
上回って売り越しを縮小、債券で買い戻しが手じまい売りを上回って売り越しを縮小し
た。為替は買い戻しが手じまい売りを上回って売り越し(ドル買い)を縮小した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、米国とイランの軍事衝突で先行き懸念が高まったが、短期間で終わるとの見
方を受けて原油高が一服した。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録でイン
フレ懸念が示された。今週は6月の米消費者物価指数(CPI)の発表がある。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が12万3778枚売り越し(前週15万
5092枚売り越し)、ユーロは1万6227枚売り越し(同1099枚買い越し)、
英ポンドは8万7903枚売り越し(同10万2147枚売り越し)となった。ユーロ
は手じまい売り、新規売りが出て売り越しに転じた。

 商品市場では、原油が米国とイランの軍事衝突で先行き懸念が高まったが、短期間で
終わるとの見方を受けて上げ一服となった。金は米国とイランの軍事衝突で戻りを売ら
れたが、短期間で終わるとの見方を受けて下げ一服となった。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が7万5749枚買い越し(前週
11万0531枚買い越し)に縮小した。手じまい売り、新規売りが出た。ニューヨー
ク金は19万4246枚買い越し(同19万4019枚買い越し)に拡大、ニューヨー
ク・プラチナは1万3872枚買い越し(同1万5001枚買い越し)に縮小した。金
は新規買いが新規売りを上回り、プラチナは手じまい売りが買い戻しを上回った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが10万0980枚買い越し(前週6万
4177枚買い越し)、大豆は11万2807枚買い越し(同7万6627枚買い越
し)に拡大した。コーンは買い戻しが手じまい売りを上回り、大豆は新規買い、買い戻
しが入った。前週のコーンは、米国とイランの軍事衝突で戻りを売られたが、期末在庫
の下方修正を受けて下げ一服となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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