ドル円は戻り売りに押される展開 あくまで自律反発の範囲=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ドル円はNY時間にかけて戻り売りに押される展開が見られており、107.70円近辺で推移している。東京時間には香港紙が、米中は報復合戦を暫定的に休戦し、3000億ドルの中国輸入品に対する関税賦課回避で調整との報道が流れ、ドル円も買い戻しが加速し108円台を回復していた。米株も時間外で上昇していたが、NY時間にかけて伸び悩む動きが見られていることで、ドル円も追随しているようだ。

 市場では暫定的に休戦したとても、あくまで短期的なもので、今後も追加関税のリスクなど不透明感は長引くとの見方が強まっている模様。従来から想定されている内容ではある。きょうは四半期末ということで実需の動きも出ているようだ。

 今週のドル円は106円台まで下落する場面が見られるなど売りが加速した。さすがに過熱感も出ており、きのうから買い戻しが入っているが、あくまで自律反発の範囲のようで上値での戻り売り圧力は根強いようだ。

USD/JPY 107.73

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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