ストラテジスト、日銀が年内さらに2回の利上げを実施と予想=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 きょうも為替市場はNY時間に入ってドルの戻り売りが優勢となっており、162円台前半に値を落としている。この日発表の6月の米生産者物価指数(PPI)が前日のCPI同様に予想を下回り、インフレ鈍化を示す内容となった。短期金融市場では、今月のFOMCでの利上げの可能性はほぼ無くなっている状況。ただ、円キャリー取引への期待は根強く、下値では押し目を拾う動きも活発に出ているようだ。

 ストラテジストは、日銀が年内にさらに2回の利上げを実施すると予想しており、ドル円が165円まで円安が進めば、ペースを加速させる可能性もあるとの見方を示している。「日本の国内経済は、より高い政策金利を受け入れるだけの力を備えつつあり、9月と12月の利上げを予想する根拠となっている」という。

 ドル円は現在、約40年ぶりの円安水準で推移しているが、仮に165円まで上昇すれば、1986年半ば以来の円安水準となる。年内2回の利上げ見通しは、短期金融市場が年内に1回の利上げを織り込むよりも、かなり強気な内容ではある。

 日本の当局による為替介入にもかかわらず円安が続いていることは、日本の当局には円安を決定的に食い止める手段が依然として無いことを示しており、その結果、円安是正の負担は日銀により重くのしかかっているとも指摘。

 日本の当局は、長引く円安にますます不快感を強めており、国内投資の拡大を促そうとしている。しかし、GPIFを為替政策の手段として明確に活用することまでは踏み込んでいない。調整の大部分は金融政策、最終的には日銀が担うことになり、市場が現在織り込んでいる以上のペースで利上げを進める必要があるとの見方も示した。

USD/JPY 162.14 EUR/JPY 185.45
GBP/JPY 218.62 AUD/JPY 113.48

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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