【これからの見通し】ドル円は157円台でのせめぎあいに、株高と介入警戒で

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】ドル円は157円台でのせめぎあいに、株高と介入警戒で

 ドル円相場は、先週後半の日米協調介入実施を受けて、円高方向に水準修正されて推移している。しかし、155円台前半まで急落したあと、今週は158円近くまでじり高の動きを示し、足元では157円台での取引に定着しつつある。

 ドル円の下支えとなる一因にリスク動向の回復が挙げられる。昨日の海外市場ではダウ平均、S&P500などが最高値を更新した。きょうのアジア市場でも地政学リスクの改善期待もあってNY原油先物は74ドル台まで一時下落。全般的にリスク選好の流れが優勢となった。

 一方で、ドル円相場を158円台に押し上げるほどの動きはみられていない。158円付近では介入警戒感が高まりやすい状況となっているもよう。昨日はベッセント米財務長官があらためて日本政府への協力姿勢を示し、円安阻止の意味合いも含めて日銀の利上げに対する期待感を表明した。今後の鍵は、日銀オペなどにより本邦長期債利回りの上昇が食い止められるのかどうかにかかっているだろう。

 絶対的な日米金利を背景とした円キャリー取引需要が根強いなかで、実弾介入が入らなければ、ドル円の下値は固そうだ。一方、上記のように介入警戒感も残っている。当面は157円台での取引を中心に、短期的な均衡水準を探る展開が想定されそうだ。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、フランス・ドイツ・ユーロ圏・英国・米国などの非製造業(サービス業)PMI確報値(7月)、ユーロ圏生産者物価指数(PPI)(6月)、米MBA住宅ローン申請指数(07/25 - 07/31)、米ADP雇用者数(7月)、米ISM非製造業景気指数(7月)、ブラジル中銀政策金利(8月)など。金曜日の米雇用統計を控えて注目されるADP雇用者数の予想は6.5万人増と前回の9.8万人増から減少する見込み。ISM非製造業景気指数は54.5と前回の54.0から小幅に上昇する見込みとなっている。

 発言イベント関連では、NY終盤にクックFRB理事が経済見通しについて講演を行う予定。米企業決算発表が本格化する中、本日はウーバー、イーライリリー、ウォルトディズニー、ドアダッシュ、エクスペディアなどが注目される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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