【これからの見通し】日米金融政策見通しがドル円を押し下げるか、きょうは米小売売上高 この後の海外市場では日米金融政策をめぐる市場見通しがドル円相場にどのように作用するのかを確認したい。 東京市場終盤に「日銀、早ければ9月利上げを想定『ペース加速』も視野=関係筋」とロイターなどが報じており、ドル円相場はやや円買いに振れる場面があった。日米協調介入に関連した米国側からの日銀利上げ圧力もあり、次第にマーケットには日銀の9月利上げ機運が高まってきているようだ。これが、このあとのロンドン・NY勢にどのように響くのかがポイントとなりそうだ。 また、米金利動向をみると、今週の一連の米インフレ指標が落ち着きを示したことで、足元でのCMEフェドウォッチでは米9月利上げ32.4%、据え置き67.6%と利上げ観測が5割を大きく下回ってきている。日米金融政策の方向性の差が鮮明に示されていると市場が解釈すれば、ドル円を下押しする動因となる。 ただ、中東有事をめぐる原油動向、株高を背景としたリスク選好の動き、引き続き絶対的な金利差を背景に円キャリー取引需要が崩れていないこと、などが円安圧力となっており、上記の日米金利差観測とのせめぎ合いもみられそうだ。 この後の経済指標発表では、小売売上高(7月)、ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(8月)などの米経済統計が注目されよう。小売売上高は前月比+0.1%と前回の+0.2%からの鈍化が見込まれる。一方で、除く自動車前月比は、+0.2%と前回の-0.2%から上向く予想となっている。ミシガン大指数は55.0と前回の55.2から小幅に低下する見込み。予想段階ではドル相場は動きにくい結果が想定される。 その他の指標は、ユーロ圏実質GDP(改定値)(2026年 第2四半期)、ユーロ圏貿易収支(6月)、米企業在庫(6月)、カナダ製造業売上高(6月)、カナダ卸売売上高(6月)などの発表が予定されている。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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