カプリが見通し冴えず大幅安 ジミー・チューの落ち込みが響く=米国株個別

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 マイケルコース、ジミー・チュー、ベルサーチなどの複数のアパレルブランドの持株会社カプリが大幅安。2-4月期決算を発表しており、1株利益、営業収益とも予想を若干上回ったものの、5-7月期の見通しが予想を下回ったほか、通期の収益見通しも下方修正している。

 2-4月期の営業利益の伸びは3%と会社側の見通しの10.3%を大きく下回った。ジミー・チューの落ち込みが響いた。マイケルコースの既存店売上高も1%減と予想(0.6%減)以上に減少した。ベルサーチの売上高は1.37億ドルと予想(1.30億ドル)を上回ったものの、営業利益の伸びは4.4%減と予想(若干減)以上に減少している。

 同社のアイドールCEOは声明で、「2020年度は投資年度と位置づけている。長期的には保有する3ブランドの売上高は加速し、通期で80億ドルが見込まれるとした。ベルサーチやジミー・チューの伸びが寄与するとしている。

(2-4月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.63ドル(予想:0.62ドル)
・営業収益:13.4億ドル(予想:13.3億ドル)
  マイケルコース:10.7億ドル(予想:10.7億ドル)
  ジミー・チュー:1.39億ドル(予想:1.30億ドル)
  ベルサーチ:1.37億ドル(予想:1.30億ドル)
・粗利益率:59.4%(予想:60.1%)

(5-7月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.00~1.05ドル(予想:1.22ドル)
・営業収益:13.6億ドル(予想:14.5億ドル)

(通期見通し)
・売上高:60億ドル(従来:61億ドル)(予想:61.1億ドル)

(NY時間10:23)
カプリ 35.25(-3.64 -9.36%)

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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