24日の東京株式市場は、朝方は日経平均が高く始まったものの、その後は目先筋の利益確定売りが表面化し、後場は下げ幅を広げる展開となった。 大引けの日経平均株価は前営業日比59円74銭安の2万2200円00銭と4日ぶり反落。東証1部の売買高概算は12億1358万株、売買代金概算は2兆3229億2000万円。値上がり銘柄数は547、対して値下がり銘柄数は1510、変わらずは79銘柄だった。 きょうの東京市場は、前日の米国株市場で主要3指数がいずれも高く、ナスダック総合指数とS&P500指数が最高値を更新したことなどを受け寄り付きはリスク選好ムードが強かった。しかし、国内企業の決算発表本格化を前にこれを見極めたいとの思惑や、今週末からの10連休を控え買いポジションを軽くする動きが全体相場の上値を重くした。日経平均は4月に入り前日までの17営業日のうち13営業日が高く、その間に1000円以上水準を切り上げていたこともあって、買い疲れ感も意識された。取引時間中は中国や香港株が軟調に推移したことも投資家心理に影響した。電力株や自動車株が安く全般相場の足を引っ張り、値下がり銘柄数は東証1部全体の7割を占めた。ただ、押し目に買い向かう動きも散見され、全体売買代金は2兆3000億円台と増勢。 個別では、ソニー<6758>が売られ、トヨタ自動車<7203>も安い。東京エレクトロン<8035>、安川電機<6506>なども値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも売りが優勢だった。シマノ<7309>が急落、関西電力<9503>が大幅安となったのをはじめ電力株の下げも目立つ。ルネサスエレクトロニクス<6723>が下落、ロック・フィールド<2910>も大きく値を下げた。 半面、断トツの売買代金をこなす任天堂<7974>が上昇、ファーストリテイリング<9983>も1000円を超える上昇となった。日本電産<6594>が堅調。リクルートホールディングス<6098>が買いを集め、資生堂<4911>、武田薬品工業<4502>も値を上げた。りらいあコミュニケーションズ<4708>が大幅高、石塚硝子<5204>、エイトレッド<3969>も値を飛ばした。キヤノンマーケティングジャパン<8060>も物色人気。 出所:minkabuPRESS 株式情報
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