ラスベガス・サンズが下落。前日引け後に1-3月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。特に市場が好感したのが、主力のマカオ部門での売上高が23.3億ドルと8.1%増加し、予想も上回ったことで安心感が広がっている。シンガポールのマリナベイや、ラスベガスのパラッツォ・リゾ-ツでも売上高は予想を上回っている。 なお、同社のアデルソンCEOはマカオで、「フォーシーズンズタワー・スイート・マカオ」と「ロンドン・マカオ」の開発が進行中だと述べた。 株価は寄り付きこそ買いが先行したものの、その後、戻り売りに押され下げに転じている。カジノ株はマカオでのカジノ売り上げが回復の兆しを強めていたことから、今月に入って買いが加速していたことから、決算を受け材料出尽し感が出ているのかもしれない。 (1-3月・第1四半期) ・1株利益(調整後):0.91ドル(予想:0.87ドル) ・売上高:36.5億ドル(予想:35.1億ドル) ・不動産EBITDA(調整後):14.5億ドル *マカオ部門 ・売上高:23.3億ドル(予想:22.0億ドル) ・不動産EBITDA(調整後):8.58億ドル(予想:8.00) *シンガポール(マリナベイ) ・売上高:7.67億ドル(予想:7.52億ドル) ・不動産EBITDA(調整後):4.23億ドル(予想:4.05) *ラスベガス(パラッツォ) ・売上高:4.71億ドル(予想:4.67億ドル) ・不動産EBITDA(調整後):1.38億ドル(予想:1.33億ドル) (NY時間10:25) ラスベガス・サンズ 67.79(-0.12 -0.18%) minkabu PRESS編集部 野沢卓美
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