19日の東京株式市場は、前日の米国株市場が休場だったことで手掛かり材料に欠けるなか、日経平均株価は前日終値近辺で強弱感が対立、結局続伸して引けた。 大引けの日経平均株価は前営業日比20円80銭高の2万1302円65銭と小幅続伸。東証1部の売買高概算は10億6605万株、売買代金概算は1兆8570億6000万円。値上がり銘柄数は1049、対して値下がり銘柄数は976、変わらずは104銘柄だった。 きょうの東京市場はやや売り優勢でスタートしたものの、下値抵抗力を発揮し、日経平均は前日終値を挟んで売り買いを交錯させる方向感の定まらない展開となった。日経平均は前日に大幅高に買われた反動もあって上値を積極的に買う動きこそ見られなかったが、利益確定を急ぐ動きも限定的だった。後場に入ると、日銀の黒田総裁が衆院財務金融委員会で追加緩和の可能性に言及したことから、為替が円安に振れる場面があったが、全般株式市場への影響は限られた。業種別では高いセクターが多く、鉱業や石油株などへの買いが目立った。前日の米株市場が休場だったこともあり、市場参加者は少なく全体売買代金は1兆8000億円台と1月28日以来、約3週間ぶりに2兆円大台を下回った。 個別では、ソニー<6758>、村田製作所<6981>が堅調、JR東日本<9020>も買い優勢。トヨタ自動車<7203>もしっかり。ピー・シー・エー<9629>が一時ストップ高に買われ、アイ・エス・ビー<9702>も大幅高に買われた。レオパレス21<8848>も7日ぶりに反発に転じた。新川<6274>が値を飛ばし、マネックスグループ<8698>は活況高となった。バリューコマース<2491>、生化学工業<4548>も高い。 半面、ソフトバンクグループ<9984>は売買代金で断トツだったが、株価水準は大きく切り下げた。任天堂<7974>も軟調な値動きで、ZOZO<3092>も売りに押された。日本電産<6594>も冴えない。デサント<8114>が大幅安、シャープ<6753>も利食われた。NISSHA<7915>は下値模索が続き、第一精工<6640>、新明和工業<7224>なども安い。 出所:minkabuPRESS 株式情報
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