26日の東京株式市場は、前日までの急落の反動で目先リバウンド狙いの押し目買いが優勢となった。日経平均は途中戻り売りに前日終値を下回り1万8000円台で推移する場面もあったが、後半に持ち直す形となった。 大引けの日経平均株価は前営業日比171円32銭高の1万9327円06銭と6日ぶり反発。東証1部の売買高概算は13億8826万株、売買代金概算は2兆2883億円。値上がり銘柄数は1831、対して値下がり銘柄数は254、変わらずは38銘柄だった。 きょうの東京市場は、前日の欧米株市場が休場で手掛かり材料難のなかも、目先筋の投げが一巡したことや、為替が円安方向に振れたこともあって主力株をはじめ広範囲に買い戻された。後場に入ると軟調な米株価指数先物の動きを横目に上値の重さを嫌気した短期筋の売りが出て、日経平均は一時マイナス圏に沈む場面もあったが、後半は再び買いが厚くなった。引け際に大口のインデックス買いが入り日経平均は一段高、後場の高値圏で引けた。業種別では33業種中、30業種が高くなり、個別ベースでも値上がり銘柄数が全体の86%を占めた。配当落ち分の約36円を考慮すると実質200円強の上昇となった。ただ、全体売買代金は海外投資家など市場参加者が少なかったこともあり、2兆3000億円弱にとどまっている。 個別では、任天堂<7974>、ソニー<6758>がしっかり、キーエンス<6861>も高い。東京エレクトロン<8035>、ファナック<6954>なども堅調。双信電機<6938>がストップ高に買われ、シンクロ・フード<3963>、あさひ<3333>、ヴィンクス<3784>なども値を飛ばした。神戸物産<3038>が物色人気となったほか、シグマクシス<6088>、バロックジャパンリミテッド<3548>なども大きく上値を追った。サニックス<4651>、ピーエス三菱<1871>なども上昇した。 半面、ファーストリテイリング<9983>が売りに押され、JT<2914>も冴えない。SUMCO<3436>が軟調、すかいらーくホールディングス<3197>も下値模索となった。ストライク<6196>が急落、象印マホービン<7965>も大幅安。ブロードリーフ<3673>、enish<3667>が値を下げ、ムゲンエステート<3299>、マイネット<3928>も安い。 出所:minkabuPRESS 株式情報
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