暴落、米大統領の減産けん制発言で供給過剰に現実味=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物12月限(WTI)(終値)
1バレル=59.93(-0.26 -0.43%)

 ニューヨーク原油は暴落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が4.24ドル安。その他の限月は4.23~1.26ドル安。

 米中貿易戦争の拡大によって世界的な景気が減速し、石油需要が伸び悩むとみられている一方で、供給過剰感が強まると警戒されていることが、売りが売りを呼んだ。トランプ米大統領が減産をけん制したことから、サウジアラビアを中心とした産油国は生産調整に動けないとみられている。産油国の舵取り役であるサウジの発言力は、カショギ氏殺害事件で失われている。

 時間外取引から12月限は軟調に推移。59.35ドルまで下げ幅を削る場面はあったが、上値は重かった。通常取引開始後は売りが加速し、55.10ドルまで暴落した。

minkabu PRESS編集部 

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