【本日の見通し】ドル円しっかりも、ポンドへの警戒感

　ドル円はしっかりの展開が続いている。もっとも１１２円台半ばからの売りを崩すには勢い不足。
頭を押さえらえる展開に。

　ブレグジッド交渉関連では、合意ムードが後退。
メイ首相がバルニエＥＵ首席交渉官の提案を拒否し
ユンケル委員長が合意には程遠いと発言したことがポンド売りに。

　リスク選好ムードがどこまで続くのかがポイントとなりそう。

　もっともダウが１５８ドル高となるなど株式市場は依然堅調。
日経平均が連続での大幅高の後だけに
少し調整が入ってもおかしくはないが、
基調はまだ上方向で、円安基調を支えてきそう。

　今日の自民党総裁選は国内と国外のとらえ方に違いがあるかどうか。
国内では安倍首相の３選確実というとらえ方が多く
安倍首相勝利での反応はほとんど見られないと思われるが
海外勢が直近メディア露出などから石破氏の可能性を意識していた場合はいったん円売りへ。
（事実上の首相選だけに、現職勝利でのリスク警戒後退という反応が一般的によくみられる流れ）

minkabu PRESS編集部 山岡和雅 

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