反落、中東の地政学的なリスクは高まるが上値は伸びず=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=67.89(-0.37 -0.54%)

 ニューヨーク原油の当限は反落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.37ドル安~0.11ドル高。その他の限月は0.25~1.04ドル高。

 来月の対イラン制裁開始を控え、米国とイランの舌戦が緊迫感を増してきていることで中東の地政学的なリスクが意識され、堅調に推移する場面はあったものの、ロシアやサウジアラビアの増産が供給ひっ迫懸念を抑制するなかで上値は限定的だった。米国を中心とした貿易戦争で景気見通しが不透明になっていることも引き続き圧迫要因。

 時間外取引から9月限は堅調に推移。通常取引序盤には69.31ドルまで上昇し、上げ幅は1ドルを超えた。ただ、その後は売りに押されてマイナス転換し、67.60ドルまで軟化した。

(minkabu PRESS編集部) 

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