ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
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◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は10~20トン。2月22日の価格はキロあたり72.38~72.68バーツ、RSS3号タイ主要港3月積価格は212.0~214.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、2月10日時点10,399トン(前旬比280トン増)。

 2月下旬の入出庫は入庫1,123トン、出庫843トン。

◆展開予想

 OSEゴムは大幅続伸、中国市場が再開し上昇して始まると週間では約1カ月ぶり高値圏まで上昇する中で、OSEゴムも週初こそ中国休場中の価格調整売りが入り、逆指し売りを巻き込んで中心限月は一時283.7円台まで売り込まれたが、安値圏では押し目買いが入り急速に切り返すと週末にかけて300円台を回復して引けている。株式は世界的に高値圏から下落、米金利上昇や冴えない経済指標が重石も日本株は史上最高値を更新、商品は金こそ反発もその他貴金属や原油は反落、ドル円は150円台を挟んで横ばいであった。

 2月22日引け時点のRSS7月限(中心限月)は304.5円、TSR5月限(中心限月)は237.0円。週の高値はRSS307.5円/TSR237.0円、週の安値はRSS283.7円/TSR231.0円。

 現物価格は320円程度まで続伸しており買い気が強い。中国市場は再開後に一時値を切下げる場面があるも産地や日本市場と比較して割安であったことから週後半にかけて新規買いが入り上昇、OSEゴムの1-6番限は逆鞘の修正が入り価格差0円程、流動性のある中心限月に強い買い気が見られた。今週は日本市場の上げ幅が一番大きく他市場対比の割安幅は縮小も輸入採算は下回る水準、国内在庫は増加基調が続いていることから一旦は上値追いに慎重になる場面と考えるものの、産地価格の上昇が続く限りは買い目線が有利と考える。突発的な上昇局面では利益確定を挟みつつ、押し目買いの方針を維持したい。中心限月は290.0~315.0円を予想する。

ゴムチャート
出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート

 

 

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このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp