ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
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◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は0~10トン。4月10日の価格はキロあたり73.50~76.00バーツ、4月10日のRSS号タイ主要港5月積価格は246.0~250.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、3月20日時点6,448トン(前旬比979トン増)。

 3月中旬の入出庫は入庫1,979トン、出庫1,000トン。

◆展開予想

 OSEゴムは小反落、上海ゴムは週後半まで新規買いを集めて高値圏で推移も合成ゴム下落の影響もあってか週末には売りに押され中心限月は17,000元台を割込み下落して引ける中、OSEゴムは乱高下を挟みながら中心限月は一時400円台に乗せた後、上海連動の売りに押され390円台前半まで小幅に値を切下げて引けている。株式は世界的に大幅上昇、米・イランの一時停戦がリスクオンにつながったとみられる。商品は原油が大幅下落、貴金属はドル安の影響もあり小幅続伸、ドル円は159円台前半まで円高ドル安が進行した。

 4月10日のRSS3号9月限(中心限月)は終値391.0円、週高値400.7円、週安値382.0円。上海天然ゴム先物9月限は終値16,870、週高値17,210、週安値16,820であった。

 オファー価格は395円程で横ばい、原料価格はじり高も製品価格の反応は限定的であった。上海ゴム受渡可能在庫は12.5万トン程で横ばい、指定倉庫在庫は14.0万トン程で微増、中国3月の自動車生産・販売は共に前年同月比で減少しており需給面では強材料に乏しいか。OSEゴムは当先で順鞘を維持、3月末時点の指定倉庫在庫も明確な増加を示しており、低在庫懸念はひとまず後退したと言えるだろう。主要産地では出物の薄さは変わらず期近の逆鞘傾向も同様だが、TSR20の2番限以降は順鞘化しつつあり来月以降の需給緩和を見込んでいそうだ。輸入採算面では主に先限月の割安幅が縮小、追加入着までには距離があるものの、上海ゴム次第では短期な下振れリスクが高まる可能性がある。中心限月は380.0~400.0円を予想する。

みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート
出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート

 

 

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このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

岡地株式会社
国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp