ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
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◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は0~10トン。5月8日の価格はキロあたり72.00~76.00バーツ、5月8日のRSS号タイ主要港6月積価格は263.0~267.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、3月20日時点6,448トン(前旬比979トン増)。

 3月中旬の入出庫は入庫1,979トン、出庫1,000トン。

◆展開予想

 OSEゴムは3週連騰、上海ゴムは原料価格の高止まりを受けて旺盛な買いが継続し中心限月は一時18,000元台に乗せる中、OSEゴムも連動する形で買い優勢となり中心限限月は一時419.9円まで上昇、週末を控えて上海ゴムと共に上げ幅を縮小するも410円台を維持して引けている。株式は日米で続伸、米・イラン交渉には未だ不透明が残るものの半導体関連銘柄が上昇をけん引、商品は原油反落もあってドル安が進行し貴金属は反発、ドル円は為替介入を米長期金利上昇が打ち消す格好となり156円台後半でほぼ横ばいとなっている。

 5月8日のRSS3号10月限(中心限月)は終値413.6円、週高値419.9円、週安値404.2円。上海天然ゴム先物9月限は終値17,895、週高値18,125、週安値17,660であった。

 オファー価格は415円程に下落、実勢の原料価格は見えづらい状況が続くも週末の先物価格下落により製品オファーは切り下がった模様。上海ゴムは順鞘環境を継続しつつ、受渡可能在庫は13.4万トン程、指定倉庫在庫は14.7万トン程にそれぞれ増加。OSEゴムも順鞘傾向は変わらずで、最新の指定倉庫在庫は4,834トンに増加している。主要産地では減産期も後半で断続的な降雨が観測され始めており、現在の価格水準を踏まえると今後は増産機運が高まりやすいか。シンガポールのRSS3・TSR20は期近こそ逆鞘維持も2番限以降のフラット化は需給の緩和を先取りしている可能性がある。輸入採算面では期近割安・期先中立となっており、更なる上値追いには外部環境の支援が必要だろう。中心限月は400.0~420.0円を予想する。

みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート
出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート

 

 

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このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

岡地株式会社
国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp