◆ファンダメンタルズ
【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は0~10トン。5月30日の価格はキロあたり63.01~63.05バーツ、RSS号タイ主要港6月積価格は218.0~220.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、4月30日時点7,482トン(前旬比514トン増)。
4月下旬の入出庫は入庫1,419トン、出庫905トン。
◆展開予想
OSEゴムは大幅反落、上海ゴムは中国やベトナムでの生産が本格化と報じられると14,000元を割込んで年初来安値を更新する中、OSEゴムは週初こそ買い気旺盛も、上海安を背景にその後は売り圧力が強まると先限を中心に大口の売りが入って次々と節目を割込み、投げ売りも巻き込んで290円台半ばまで20円強下落して引けている。株式は反発、米GDPの上方改定や米金利低下を受けてリスク志向が回復、貴金属は材料難で方向感にかけ、原油も同様にレンジ内での動き、ドル円は144円程度まで円安ドル高が進行した。
5月30日のRSS3号10月限(中心限月)は終値296.4円、週高値330.8円、週安値295.5円。新規上場の上海天然ゴム9月限は終値13,940、週高値15,400、週安値13,940であった。
現物価格は317円程、先物市場連動で下落もタイでは生産回復が遅れているのか取引は盛り上がりに欠けた。上海ゴム指定倉庫在庫は20万トン弱、端午節の連休を控えてヘッジ売りも入ったとみられ取組は増加した。OSEゴム当先の逆鞘幅は拡大、先限月に売りが集中したことが主因だが、5月中旬の指定倉庫在庫は5,900トン台を回復しており目先の国内需給も緩和方向にあるか。ただ、シンガポール市場は依然として逆鞘傾向を維持しており、タイ現物の下げ幅も限定的であることから、国内市場の割安感が大きくなっている。まずは来週以降の現物価格動向に注目し、本格的な増産期入りと需給緩和が明確になるとすれば海外市場の下落基調が継続し、そうならなければ反発余地も生まれよう。中心限月は285.0~315.0円を予想する。

出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート
【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は0~10トン。5月30日の価格はキロあたり63.01~63.05バーツ、RSS号タイ主要港6月積価格は218.0~220.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、4月30日時点7,482トン(前旬比514トン増)。
4月下旬の入出庫は入庫1,419トン、出庫905トン。
◆展開予想
OSEゴムは大幅反落、上海ゴムは中国やベトナムでの生産が本格化と報じられると14,000元を割込んで年初来安値を更新する中、OSEゴムは週初こそ買い気旺盛も、上海安を背景にその後は売り圧力が強まると先限を中心に大口の売りが入って次々と節目を割込み、投げ売りも巻き込んで290円台半ばまで20円強下落して引けている。株式は反発、米GDPの上方改定や米金利低下を受けてリスク志向が回復、貴金属は材料難で方向感にかけ、原油も同様にレンジ内での動き、ドル円は144円程度まで円安ドル高が進行した。
5月30日のRSS3号10月限(中心限月)は終値296.4円、週高値330.8円、週安値295.5円。新規上場の上海天然ゴム9月限は終値13,940、週高値15,400、週安値13,940であった。
現物価格は317円程、先物市場連動で下落もタイでは生産回復が遅れているのか取引は盛り上がりに欠けた。上海ゴム指定倉庫在庫は20万トン弱、端午節の連休を控えてヘッジ売りも入ったとみられ取組は増加した。OSEゴム当先の逆鞘幅は拡大、先限月に売りが集中したことが主因だが、5月中旬の指定倉庫在庫は5,900トン台を回復しており目先の国内需給も緩和方向にあるか。ただ、シンガポール市場は依然として逆鞘傾向を維持しており、タイ現物の下げ幅も限定的であることから、国内市場の割安感が大きくなっている。まずは来週以降の現物価格動向に注目し、本格的な増産期入りと需給緩和が明確になるとすれば海外市場の下落基調が継続し、そうならなければ反発余地も生まれよう。中心限月は285.0~315.0円を予想する。

出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート