◆ファンダメンタルズ
【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は0~10トン。6月6日の価格はキロあたり62.26~62.75バーツ、RSS号タイ主要港7月積価格は215.0~217.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、5月10日時点7,694トン(前旬比212トン増)。
5月上旬の入出庫は入庫1,174トン、出庫962トン。
◆展開予想
OSEゴムは小幅続落、上海ゴムは休場明けに13,500元を割込んで安値を更新も、その後はショートカーバーが優勢となり反発する中、OSEゴムは週初に投げ売りの動きが加速し中心限月は一時280.0円まで下落したが、その後は上海ゴムと同様に買戻しとみられる動きが見受けられ290円台を回復して引けている。株式は概ね横ばい、米経済指標は強弱入り混じるも景気減速にまで至っておらず様子見が広がったか、商品は金こそ横ばいも銀・白金の上昇が目立ち、原油も上昇、ドル円は前週末並みの144円台程度で推移している。
6月6日のRSS3号11月限(中心限月)は終値294.3円、週高値297.3円、週安値280.0円。上海天然ゴム先物9月限は終値13,710、週高値13,805、週安値13,410であった。
現物価格は311円程、先物市場の急落で見かけのオファーは切り下がったが成約は難しそうだ。上海ゴム指定倉庫在庫は19万トン台前半に減少、来週公表の中国5月の自動車生産・販売台数で需給動向を確認したい。OSEゴム当先の逆鞘幅拡大は一服、10日公表の指定倉庫在庫次第では限月間の動きに変化がありうるか。先週来市場では増産期への警戒感が増しているが、タイでは明確な取引数量増加は確認できず、降雨により生産回復が遅れている可能性が高いか。また、シンガポール市場は引続き逆鞘傾向を維持しており、国内ゴムの割安感は先週比で薄れたものの輸入採算を下回っており、目先の下落余地は限定的となりやすいだろう。供給増加が明確となる場合は方針転換が必要だが、割安水準では押し目買いを検討したい。中心限月は285.0~305.0円を予想する。

出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート
【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は0~10トン。6月6日の価格はキロあたり62.26~62.75バーツ、RSS号タイ主要港7月積価格は215.0~217.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、5月10日時点7,694トン(前旬比212トン増)。
5月上旬の入出庫は入庫1,174トン、出庫962トン。
◆展開予想
OSEゴムは小幅続落、上海ゴムは休場明けに13,500元を割込んで安値を更新も、その後はショートカーバーが優勢となり反発する中、OSEゴムは週初に投げ売りの動きが加速し中心限月は一時280.0円まで下落したが、その後は上海ゴムと同様に買戻しとみられる動きが見受けられ290円台を回復して引けている。株式は概ね横ばい、米経済指標は強弱入り混じるも景気減速にまで至っておらず様子見が広がったか、商品は金こそ横ばいも銀・白金の上昇が目立ち、原油も上昇、ドル円は前週末並みの144円台程度で推移している。
6月6日のRSS3号11月限(中心限月)は終値294.3円、週高値297.3円、週安値280.0円。上海天然ゴム先物9月限は終値13,710、週高値13,805、週安値13,410であった。
現物価格は311円程、先物市場の急落で見かけのオファーは切り下がったが成約は難しそうだ。上海ゴム指定倉庫在庫は19万トン台前半に減少、来週公表の中国5月の自動車生産・販売台数で需給動向を確認したい。OSEゴム当先の逆鞘幅拡大は一服、10日公表の指定倉庫在庫次第では限月間の動きに変化がありうるか。先週来市場では増産期への警戒感が増しているが、タイでは明確な取引数量増加は確認できず、降雨により生産回復が遅れている可能性が高いか。また、シンガポール市場は引続き逆鞘傾向を維持しており、国内ゴムの割安感は先週比で薄れたものの輸入採算を下回っており、目先の下落余地は限定的となりやすいだろう。供給増加が明確となる場合は方針転換が必要だが、割安水準では押し目買いを検討したい。中心限月は285.0~305.0円を予想する。

出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート