ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
ブックマーク
◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は0~10トン。3月19日の価格はキロあたり69.50バーツ、3月19日のRSS号タイ主要港4月積価格は243.0~247.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、2月20日時点4,599トン(前旬比486トン減)。

 2月中旬の入出庫は入庫457トン、出庫943トン。

◆展開予想

 OSEゴムは反落、上海ゴムは先週の中国自動車生産・販売の減少を受けて買い方の手仕舞い売りが継続し中心限月は16,000元台前半まで値を切下げる中、OSEゴムは週前半こそショートカバーとみられる動きから底堅く推移も週後半は上海ゴムに連れ安となり中心限月は370円台を割込んで引けている。株式は世界的に下落、米国とイランの攻撃の応酬がエスカレートしエネルギー供給懸念が更に高まりリスクオフが継続、商品は原油が続伸も貴金属はドル高進行と換金売りに押されて続落、ドル円は159円台半ばで小幅に円安推移となっている。

 3月19日のRSS3号8月限(中心限月)は終値367.0円、週高値379.9円、週安値367.0円。上海天然ゴム先物5月限は終値16,305、週高値16,785、週安値16,305であった。

 オファー価格は389円程に上昇、原料価格の小幅上昇と円安推移が換算押上げに働いた。上海ゴム受渡可能在庫は12.5万トン程に増加、継続的な入着予想が相場を下押ししているようだ。日本でも同様に新規貨物が入着しつつあるとみられ指定倉庫在庫は増加、今後も増加傾向が続けば順鞘環境が定着しやすくなるだろう。主要産地では供給減と原料価格高止まりが続くも、日・中の消費国では需要減退が警戒されており、RSS・TSR20共に期近こそ逆鞘維持もTSR20の中限以降は順鞘化、将来的な需給緩和を一部織り込み始めているか。輸入採算面では全限月割安圏維持も先限の割安幅は縮小、上海ゴムと為替動向を踏まえながら割安圏では押し目買いを検討したいが、産地価格下落時には方針転換も視野に入れたい。中心限月は360.0~380.0円を予想する。

みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート
出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート

 

 

商品取引ならOKACHI

このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

岡地株式会社
国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp