【ゴールド相場展望】FOMCを通過、段階ブレイクアウト戦略

著者:村石 充
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チャートは、ドル建て金の日足である。

価格は6月30日に3,949.32ドルの安値を付けた後、ソーサーボトム(なべ底)を形成。8月に入ると、安値圏で形成していたレンジ相場の上限を上抜け、急反発をみせた。その後も8月25日まで上昇を続け、4,694.97ドルの高値を付けたが、そこから急反落し、9月2日には4,284.04ドルまで下落した。その後は200日指数平滑移動平均線(EMA)を下値支持として持ち直し、25日EMAを回復している。

筆者が日々の相場分析で用いる村石流「7つの戦略ロジック」の一つ、タイムサイクル分析では、8月25日に25日間のトップサイクルを完成させた後、9月2日まで下降波を形成した。

9月3日時点でボトムサイクルは27日目を迎えており、平均的なボトムサイクルが36日程度であることを踏まえると、足元はボトム形成を探る時間帯に入っている。したがって、9月2日の安値が今回のサイクルボトムとなった可能性が意識される。

さらに、9月3日の終値は10日EMA(4,464ドル近辺)を上回った。これにより、9月2日にボトムを形成し、再び上値を試す局面へ移行した可能性が高まっている。ただし、上昇基調への転換を判断するには、10日EMAを継続的に維持できるかを確認する必要がある。

本日は米雇用統計の発表を控えており、結果次第では米金利やドル相場が大きく変動する可能性がある。引き続き米金利の動向やFRB高官の発言に注意しながら、金価格の方向性を見極める局面となりそうだ。


出所:Win-Station

 

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このコラムの著者

村石 充(ムライシ ミツル)
フジトミ証券(株) 投資助言事業部チーフアナリスト / 認定テクニカルアナリスト(CMTA®)
1996年より金融業界に身を置き、商品先物オプションやFXの自己ディーリングを通じて多様なトレード手法を習得。2007年に日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA®)を取得。現在はYouTube「フジトミチャンネル」にて、独自のサイクル理論と金融占星術を軸に、プライスアクションや移動平均線を組み合わせた実戦的な相場戦略を配信。投資助言サービスでは、金・白金・原油などの商品先物から、日経225・NASDAQ100といった株価指数まで、エビデンスに基づいた売買タイミングを提供している。