第21回 ストキャスその2、『ファーストストキャスとスローストキャスとは?』


2.ストキャスの見方

□さて、前回解説した一番使えないストキャスの見方。
【ストキャスの見方その1】 (%Kと%Dが)80%以上だと買われすぎを示し、売りサイン、20%以下だと売られすぎを示し、買いサイン
■使えないんですね。残念です。 □それに対し、一歩前進したストキャスの見方。 80%以上で%Kと%Dがデッドクロスしたら売りサイン、20%以下で%Kと%Dがゴールデンクロスしたら買いサイン。 □「80%以上」、「20%以下」という部分に関しては、例によって70%以上、75%以上、80%以上、85%以上、15%以下、20%以下、25%以下、30%以下と色々言われる。ここは銘柄や状況に応じて判断するしかないのだが、それでは一般投資家の方には不親切なので、ここでは80%以上としておきたい。
【ストキャスの見方その2】 80%以上で%Kと%Dがデッドクロスしたら売りサイン、20%以下で%Kと%Dがゴールデンクロスしたら買いサイン。 ※デッドクロスとは動きの速い%Kが%Dを上から下へクロスすること。ゴールデンクロスとは動きの速い%Kが%Dを下から上へクロスすること。
□さて次の図を見てもらおう。どうだろう。青い点線が%K、緑の実線が%Dだ。80以上でデッドクロスしたところに青丸、20以下でゴールデンクロスしたところに黄色の丸をつけた。上部のろうそく足のところに青丸・黄色丸を付けているのはシグナルが有効だった箇所。もっとも、最後のシグナルが正解かどうかはまだわからないがね。 ■うーん、まだまだ苦しい結果ですね。当たってる方が少ない。 □だな。そこで、次の段階に進む。