第36回、一目均衡表その7、「一目均衡表最大の売買シグナル、均衡表の好転・逆転とは?前編」

今日のまとめ

【一目均衡表は】 ・均衡表とスパンからできている。 ※均衡表とは転換線と基準線のみが描かれたチャートのこと。 ※スパンとは先行スパン(1と2)と遅行スパンのこと。 【均衡表の好転・逆転】 ・転換線が基準線を上抜く・・均衡表の好転=買いシグナル ・転換線が基準線を下抜く・・均衡表の逆転=売りシグナル 【基準線と転換線の関係】 ・上昇トレンド期・・・・転換線>基準線 ・下降トレンド期・・・・転換線<基準線 ・均衡表の好転・逆転は大きなトレンドの変化を示すもの 【安定上昇期・安定下降期の一目均衡表各線の動き】 ・安定上昇期 = 一目均衡表の各線と価格はそれぞれ右肩上がりで平行となる。 ・安定下降期 = 一目均衡表の各線と価格はそれぞれ右肩下がりで平行となる。 ※この基本形が崩れるのはトレンドが加速しているときか、トレンドが勢いをなくしたとき。 【「均衡表の好転・逆転」は、もみあい相場では機能しない】 ・転換線と基準線の並び順が上に来たり下に来たりするのがもみあい相場。  ※もみあい期間は均衡表の好転・逆転をトレンド判定に使えない。 【騙しの少ない均衡表の好転、エントリー前】 ・ある一定時期、下降相場がある。ということは基準線も下降している。 ・底を打ってからある期間上昇している。 【正しい均衡表の好転、エントリー後】 ・好転した後、基準線が転換線と共に上昇する。 ※好転した直後はまだ基準線の下げが続いているケースがあるが、すぐに上昇に転じなくてはいけない。 ※基準線の横ばいが長いのももみあい入りを暗示しているので正しい好転とは言えない。 ・価格・転換線はどんどん上昇する。一時的に下がったとしても短期間であり、基準線とクロスすることなく再度上昇することが必要。 ※好転直後は一時的に価格が基準線を下回ることがあるが、すぐに上昇する。 ・転換線と基準線が間隔を広げながら上昇していくのが初期。その後は右肩上がりで平行となるのが基本。 【騙しの均衡表の好転、エントリー後】 ・基準線の横ばいが長くなる。 基準線が下げだすと決定的。 ・価格、転換線が基準線に向かって下げだす。 クロスすると決定的。 【騙しの少ない均衡表の逆転、エントリー前】 ・ある一定時期、上昇相場がある。ということは基準線も上昇している。 ・天井を打ってからある期間下降している。 【正しい均衡表の逆転、エントリー後】 ・逆転した後、基準線が転換線と共に下降する。 ※逆転した直後はまだ基準線の上げが残っているケースがあるが、すぐに下降に転じなくてはいけない。 ※横ばいが長いのももみあい入りを暗示しているので正しい逆転とは言えない。 ・価格・転換線はどんどん下降する。一時的に上がったとしても短期間であり、基準線とクロスすることなく再度下降する。 ※逆転直後は一時的に価格が基準線を上回ることがあるが、すぐに下降する。 ・転換線と基準線が間隔を広げながら下降していくのが初期。その後は右肩下がりで平行となるのが基本。 【騙しの均衡表の逆転】 ・基準線の横ばいが長くなる。 基準線が上げだすと決定的。 ・価格、転換線が基準線に向かって上げだす。 クロスすると決定的。   □第36回講義終了。 ■「起立、礼!」 □本日の講義をマスターしたなら、単位を2単位差し上げよう。 本日の単位数2  累計単位数80 テクニシャンまであと  20単位! 小次郎講師のチャート情報局 https://media-kojirokousi.com/ 小次郎講師の投資大学 https://www.youtube.com/channel/UCG7FPicHPJXg6romhe0t92g