第43回、一目均衡表その14、「一目均衡表で最も重要と言われる遅行スパンを徹底解説、前編」

今日のまとめ

【遅行スパンの計算式】 ・終値を26日過去にずらして描画。 ※26日は本日を含めて26日と計測。 【当日を含めない表記で計算式を表わす】 ・遅行スパンの計算式  終値を25日前にずらして描画。 ・先行スパン1の計算式  (基準線+転換線)÷2を25日将来にずらして描画 ・先行スパン2の計算式  (52日間の高値+安値)÷2を25日将来にずらして描画 【遅行スパンと価格と先行スパンの関係】 ・価格は遅行スパンの25日後 ・先行スパンは遅行スパンの50日後 ・遅行スパンの本質は25日前の価格と現在の価格を比較するということ。 ・価格線の側から言えば25日後の価格との比較ということになる。  ※価格線とはロウソク足のこと。 【遅行スパンの本質】 ・遅行スパンが価格の上にある=そのとき買った人は25日後儲かっている。 ・遅行スパンが価格の下にある=そのとき買った人は25日後損している。  ※売った人はこの逆。 ・遅行スパンが価格の上にある時期が買い方が優勢な時期、遅行スパンが価格の下にある時期が売り方優勢な時期 【遅行スパンの好転・逆転】 ・遅行スパンの好転・・・遅行スパンが価格線を下から上にクロスすること。買いサインのひとつ。 ・遅行スパンの逆転・・・遅行スパンが価格線を上から下にクロスすること。売りサインのひとつ。 【三役好転とは】 ・「均衡表の好転」・・・転換線が基準線を上抜くこと。 ・「遅行スパンの好転」・・・遅行スパンが価格線を上抜くこと。 ・「三役好転」・・・上記二つに加えて価格が雲を上抜けること。 ・三役好転は一目均衡表分析の中で最大の買いサインと言われるが、買いシグナルとしては遅いサイン。三役逆転も同様。 【三役好転の順番】 ①均衡表の好転 ②遅行スパンの好転・・・均衡表が好転すると数日をおかず遅行スパンが好転するというのが基本的動き。 ③価格の雲上抜け(上記①②と併せて三役好転)・・・遅行スパンが好転してからある程度経過して、初めて雲を上抜けるというのが基本的動き。 ※三役逆転はこの逆。 ・遅行スパンは本日の価格を25日前にずらしたもの。遅行スパンが価格線をクロスしたとするとそれが起こっているのはそのクロスがチャート上に描かれた日の25日先。 【遅行スパンのどこを見るか?】 ・遅行スパンが価格線に対して上にあるか下にあるか ・遅行スパンと価格線の差が広がっているか狭まっているか □第43回講義終了。 ■「起立、礼!」 □本日の講義をマスターしたなら、単位を2単位差し上げよう。 本日の単位数2  累計単位数94 テクニシャンまであと  6単位! 小次郎講師のチャート情報局 https://media-kojirokousi.com/ 小次郎講師の投資大学 https://www.youtube.com/channel/UCG7FPicHPJXg6romhe0t92g