ドル円が売り優勢 原油の利益確定売りが圧迫=NY為替チェック

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ドル円はNY時間に入って売りが優勢となっており110.60円近辺まで下落している。原油相場に戻り売りが強まっており、米国債利回りも低下していることがドル円を圧迫しているようだ。原油は一時75ドル台まで上昇していたが、心理的節目に到達したこともあり達成感が出ているのかもしれない。

 ドル円もロンドン時間に再び111円台に乗せていたが、111円台に入るとなお抵抗が強く上値を拒まれている。

 米景気の先行きや利上げへの期待からドル高の流れは根強いものの、貿易問題への懸念も根強いことからドル高・円高の動きでドル円は111円手前での膠着した展開が続いている状況。

 ドル円は前日まで5日続伸していたが、その上げのフィボナッチ38.2%戻しが110.45円付近、50%戻しが110.25円付近に来ている。目先は110.50円付近に買いオーダーも観測されているようだ。

USD/JPY 110.62

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

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