NY原油先物8月限(WTI)(終値) 1バレル=72.76(+2.23 +3.16%) ニューヨーク原油の期近は大幅続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が1.98~2.23ドル高。その他の限月は0.01~1.80ドル高。 カナダのシンクルード社の操業が引き続き停止し、米国向けの原油輸出が減少していることや東西の勢力争いが続くリビアで輸出港の安定的な稼働が期待しにくいこと、米国の制裁によるイランの減産見通し、経済危機のベネズエラの減産が続く可能性が高いことなどから供給不安が高まっている。米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫が大きく減少したことも追い風となった。先週の石油輸出国機構(OPEC)総会では増産が合意に至ったが、日量180万バレル規模の協調減産を継続することが決まっており、供給は大きく増えない見通し。 時間外取引で8月限は堅調に推移。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で原油在庫が市場予想以上に減少したことが支援要因。通常取引開始後は一段高となり、73.06ドルまで年初来高値を更新した。 (minkabu PRESS編集部)
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