ドル、長期的には下落との見方が根強い 資本が米国から流出=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間の午後に入って、ドル円は148.60円付近での推移となっている。この日発表の米経済指標が強い内容となったことで、149円台に上昇する場面も見られていたものの上値を抑えられている。ただ、下押す動きまではなく、本日149.70円付近に来ている200日線を視野に入れた展開は続いている。

 ドルの買い戻しがドル円を押し上げているが、あくまで短期的な動きで長期的にはドル安が進むとの見方は根強い。一部からは、今後も米資産からの資金流出は続く見通しで、長期的にはドル安が進む可能性が高いとのレポートが出ている。

 米国の政策不透明感が投資家の分散投資を促す要因となっており、これがドルに対する売り圧力を支えると分析。短期的には、リスク回避姿勢の高まりによる安全資産需要からドルが一時的に上昇する可能性があるものの、全体としては売り基調が続くとみているという。

 海外投資家は引き続き米国から資金を分散しており、短期的な反発ではこの長期的な下落トレンドを覆すことはないとも付け加えている。

USD/JPY 148.65 EUR/USD 1.1584 GBP/USD 1.3405

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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