ダウ平均は4日続落 米中通商問題の緊張高まる=米国株前半

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式15日(NY時間13:10)
ダウ平均   24972.34(-202.97 -0.81%)
ナスダック   7745.55(-15.49 -0.20%)
CME日経平均先物 22725(大証終比:-105 -0.46%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は4日続落。トランプ大統領が500億ドル規模の中国からの輸入品への制裁関税措置を承認した。事前に伝わっていた内容ではあったものの、中国が報復した場合には追加するとも付け加えている。その中国は早速、同規模の報復関税を課すと表明した。

 関税措置は1102品目に及び、第1弾は7月6日から340億ドル規模の輸入品に制裁関税を課すという。第2弾が160億ドル。発動まではまだ3週間ほど時間があることから、交渉の余地は残っているものと思われるが、市場はネガティブな反応を見せている。

 一方、来週のOPEC総会を前に原油が急落していることも株式市場を圧迫。サウジを始め増産の意思を示しているようだ。エネルギー株や銀行株、そして、中国関連の産業株や食品株が下落している。

 ダウ採用銘柄ではキャタピラーやボーイングが下落しているほか、エクソンモービル、シェブロンが軟調。アメックス、シスコ、3Mも安い。一方、ナイキ、P&Gが上昇。

 ナスダックは反落。アップルやアマゾン、マイクロソフトが下落しているほか、アルファベット、インテルも軟調。

 アドビシステムズが下落。3-5月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。6-8月期については、利益見通しこそ予想を上回っているものの、売上高は予想範囲内に留まっている。この1年間で株価は倍近く上昇してきたが、今回の売上高見通しに、安定的に高い成長を維持できるか懐疑的な見方も出ている模様。

 ブロードコムが5日続伸。1100人の人員削減計画を発表している。

アドビシステムズ 252.61(-5.50 -2.13%)
ブロードコム 269.50(+1.04 +0.39%)

アルファベット(C) 1147.98(-4.14 -0.36%)
フェイスブック 196.77(-0.04 -0.02%)
ネットフリックス 394.35(+1.48 +0.38%)
テスラ 360.97(+3.25 +0.91%)
アマゾン 1718.84(-5.02 -0.29%)
エヌビディア 266.11(-0.80 -0.30%)
ツイッター 46.90(+0.14 +0.29%)

ダウ採用銘柄
J&J       121.39(-1.02 -0.83%)
P&G       76.59(+0.60 +0.78%)
ダウ・デュポン     67.14(-1.24 -1.81%)
ボーイング    355.11(-7.31 -2.01%) 
キャタピラー   149.01(-4.13 -2.67%) 
ユナイテッド   126.58(-0.36 -0.28%) 
ビザ     134.67(-0.33 -0.25%) 
ナイキ        75.37(+0.67 +0.90%)
GE        13.41(-0.12 -0.83%) 
3M        201.23(-2.40 -1.17%) 
エクソンモビル  80.68(-1.21 -1.48%) 
シェブロン    124.85(-1.66 -1.31%) 
コカコーラ    43.72(+0.14 +0.32%) 
ディズニー    108.78(+0.03 +0.03%) 
マクドナルド   165.44(-1.61 -0.97%) 
ウォルマート  83.22(-0.57 -0.68%)
ホームデポ   199.99(+0.32 +0.16%)
JPモルガン   107.67(-0.36 -0.33%)
トラベラーズ     128.28(-0.58 -0.45%)
ゴールドマン     231.81(-1.85 -0.79%)
アメックス    98.12(-1.64 -1.64%) 
ユナイテッドヘルス   253.82(-0.61 -0.24%)
IBM      144.71(-0.49 -0.33%)
アップル      189.03(-1.77 -0.93%)
ベライゾン   47.91(+0.09 +0.19%)
マイクロソフト  100.88(-0.54 -0.54%)
インテル     55.20(-0.35 -0.63%)
ファイザー   36.14(-0.03 -0.07%)
メルク      61.45(-0.12 -0.18%)
シスコ      43.98(-0.71 -1.61%)

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。