続伸、拡大するブレント原油との価格差に調整入る=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
 1バレル=66.89(+0.25 +0.38%)

 ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が0.17~0.25ドル高。その他の限月は1.81ドル安~0.05ドル高。

 来週の石油輸出国機構(OPEC)総会を控えたこう着感が継続するなか、ブレント原油とニューヨーク原油の価格差が若干修正され、ブレント原油には売りが入った一方で、ニューヨーク原油は買われた。欧州中央銀行(ECB)理事会を背景に、ユーロを経由してドルが全面高となったものの、あまり材料視されていない。サウジアラビアのファリハ・エネルギー相やロシアのノバク・エネルギー相の発言が伝わったが、停滞した相場を刺激するほどの内容ではなかった。

 時間外取引で7月限は高安まちまちだったものの、通常取引序盤にかけて67.16ドルまで上げた。ただ、上値は重く、押し戻されると66.36ドルまで下げに転じたものの、売り優勢の展開が続くこともなく、プラス転換して終了した。

(minkabu PRESS編集部) 

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