ドル円、米朝首脳会談でポジティブな雰囲気が出れば追い風か＝ＮＹ為替チェック

　ＮＹ時間の後半になってドル円は１１０円ちょうど付近の推移が続いている。米株式市場でダウ平均がプラス圏で推移しており、米国債利回りも上昇していることからドル円は堅調な展開を続けている。

　先週末のＧ７サミットは首脳宣言こそ出たものの、トランプ大統領が直ぐに反故にするなど米国とＧ６との亀裂を鮮明にした。これを受けて週明けの市場の反応が警戒されていたものの、ある程度想定範囲だったこともあり、波乱はなく通過となっている。

　ドル円は先週に上値を拒まれた１１０．２０円付近に来ている２００日線を回復できるか注目される。回復できるようであれば５月高値の１１１．４０円付近までの上昇の可能性も高まる。

　市場は明日のシンガポールでの米朝首脳会談に注目している。特に何らかの結果を期待したものではないが、非核化に向けてポジティブな雰囲気が出ればドル円にとっては追い風かもしれない。

USD/JPY　110.02

minkabu PRESS編集部　野沢卓美
 

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