ユーロ底堅い ECB理事会はヒントはあっても具体策はなしか=NY為替チェック

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ユーロドルはNY時間にかけて買い戻しが出ており、再び1.18ドル台に上昇している。ロンドン時間には1.1775ドル付近まで値を落としていたが、21日線の上をしっかりと維持しており底堅い展開を続けている。ユーロ円が一時130円台まで上昇していることもサポート。

 ユーロに関しては今週のECB理事会が最注目イベントとなる。市場では出口戦略に向けた議論が行われると期待されている。ただ、9月で現在の資産購入プログラムが終了したあとの具体策の発表まではないのではとの見方も出ている。それについては7月が有力。ただ、声明やドラギ総裁の会見で何らかのヒントが出ることを期待した動きも出ているものと見られる。

 現在、月300億ユーロペースでの資産購入を100億ユーロまで縮小し、年内には終了との見方が優勢のようだ。ただ、第1四半期の減速からの回復を示す指標がまだ確認できていないことは留意する必要はありそうだ。

EUR/USD 1.1806 EUR/JPY 129.81 EUR/GBP 0.8822

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

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