ＥＵ高官のＧ７関連の発言にドル円は売りの反応＝ＮＹ為替チェック

　日本時間０時のロンドン・フィキシングを過ぎた辺りからドル円に売りが入っている。１０９．８０円近辺から１０９．７０円近辺に値を落とす動きが見られる。今週はＧ７サミットが予定されているが、それに関してＥＵ高官の発言が伝わっており、それにやや反応している可能性もありそうだ。ＥＵ高官は今回のＧ７で主要議題（貿易問題）で米国と合意できないだろうと述べた。貿易問題で打開は見込めないとも語った。

　この日発表になったＩＳＭ指数も力強い内容で米経済の先行き期待及び利上げ期待が高まっているが、米貿易問題など政治リスクが投資家をドル円の上値に慎重にさせている。きょうは一時１１０円台を付ける場面も見られたものの、押し戻される展開となっている。

　ただ一方で、下押しする動きも見られておらず、ドル円は底堅い推移が続いている。目先は２００日線が控える１１０．２０円付近が意識される。

USD/JPY　109.71

minkabu PRESS編集部　野沢卓美 

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