暴落、ロシアのエネルギー相の増産言及で=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY原油先物7月限(WTI)(終値)                                               
 1バレル=67.88(-2.83 -4.00%)  

ニューヨーク原油は暴落。終値の前営業日比は、期近2限月が2.83~2.80ドル安、その他の限月は2.74~1.60ドル安。中心限月の7月限は2.83ドル安の67.88ドル。

 ロシアのノバク・エネルギー相が、石油輸出国機構(OPEC)と協調して、現在日量180万バレルの協調減産を実施しているが、経済破綻によるベネズエラの減産で、実質同270万バレル減産しているのと同じと指摘したことが、同100万バレルの増産を示唆する発言と受け取られて、6月のOPEC総会で増産が決定されるとの見方が広がった。チャートが悪化したことで、売りが売りを呼ぶ展開となり、一方的な暴落となった。また、米国産原油の過去最高水準の生産量や、稼働中の原油リグ(掘削装置)数が急増していたことも売り材料となった。

minkabu PRESS編集部
       

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。