続落、ロシアが協調減産の縮小に言及=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=70.71(-1.13 -1.57%)

 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比は、期近2限月が1.13ドル安。その他の限月は1.13~0.18ドル安。

 来月22日の石油輸出国機構(OPEC)総会を控えて、ロシアのノバク・エネルギー相が、6月にかけて石油市場が均衡化していると産油国が判断するなら、協調減産の穏やかな縮小が協議される可能性があると述べたことが売りを誘った。OPEC加盟国やロシアなどの産油国は2017年1月から石油の過剰在庫を払拭し、原油価格を押し上げるため協調減産を実施しており、これまでは期間延長によって協調減産を強化してきたものの、規模縮小となれば協調的な枠組みのなかで初の取り組みとなる。

 時間外取引から7月限は軟調に推移。通常取引開始に向けて下げ幅を拡大すると、通常取引序盤には70.52ドルまで一段安となった。

(minkabu PRESS編集部) 

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。