ユーロは下値模索が続く 好景気を確認できる指標出ず=NY為替チェック

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ユーロは再び下値模索の動きが強まっており、ユーロドルは1.16ドル台まで値を落としている。米中通商協議や北朝鮮問題など、きょうの市場はリスク回避の雰囲気か強まっており、ユーロ円の下落が圧迫しているほか、この日発表のユーロ圏PMIが第1四半期からの回復の兆候を示さなかったこともユーロを圧迫している。

 きょうもイタリア国債が売られ、ドイツ国債との利回り格差が拡大していることもユーロを引き続き圧迫している模様。

 NY時間に入ってクーレECB専務理事のドイツ紙とのインタビューが伝わっているが、「ユーロ圏の景気拡大は力強く、最近の減速を懸念していない」と述べていた。ただ、市場は第1四半期の減速が一時的な現象なのかを確認できる指標を待っている状況。

EUR/USD 1.1703 EUR/JPY 128.90 EUR/GBP 0.8769

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

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