小幅続伸、米石油在庫の減少や米原油輸出の拡大で=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=71.49(+0.18 +0.25%)

 ニューヨーク原油の期近は小幅続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が0.18~0.19ドル高。その他の限月は0.12ドル安~0.22ドル高。

 米国の対イラン制裁の再開によるイランの減産見通しやベネズエラの経済危機のほか、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油や石油製品の在庫が減少したことや、米国産原油の輸出が過去最高水準を更新したことが相場を押し上げた。ただ、シェールオイルの増産を背景に米原油生産量も過去最高水準を淡々と塗り替えていることや、国際エネルギー機関(IEA)が2018年の需要見通しを下方修正したことが上値を抑えた。IEAは石油価格の上昇が需要を抑制すると見通している。

 時間外取引で6月限は売り優勢で、通常取引序盤には70.66ドルまで軟化した。ただ、売りが尽きるとプラス転換し71.56ドルまで上昇した。

(minkabu PRESS編集部) 

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