続落、米国の増産が続きOPECの目標達成が不透明に=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=61.15(-0.64 -1.04%)

 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.64~0.61ドル安。米原油生産量が増加を続け、日量1000万バレルの大台を上回ったことが圧迫要因。シェールオイルの増産が背景。石油輸出国機構(OPEC)やロシアなどは協調減産を行っているなかで、目論見どおり世界的な過剰在庫は解消に向かっているが、米国の増産が目標達成を不透明にしている。チャート上で三尊天井を形成していることもテクニカル的な売りを誘っている。

 時間外取引で3月限は軟調に推移。61ドル半ばを中心に売りが優勢だった。通常取引開始後、62.09ドルまでプラス転換する場面はあったが買いは続かず、再びマイナス転換すると60.59ドルまで下値を広げた。

                         (minkabu PRESS編集部) 

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