NY株式25日(NY時間15:37) ダウ平均 26360.01(+107.89 +0.41%) ナスダック 7400.89(-14.17 -0.19%) CME日経平均先物 23625(大証終比:-35 -0.15%) NY時間の終盤に入ってダウ平均は伸び悩む展開となっている。きょうのNY株式市場はこの日発表になった決算が良好な内容だったことや、為替市場でドル安が加速したことで買いが優勢となった。 この日はECB理事会が行われ、ガイダンスに変更はなかったものの、ドラギ総裁は会見でユーロ高をけん制していた。しかし、市場の反応は一時的で逆にユーロは対ドルで上昇しており、この動きがドル安を加速させていた。 しかし、午後になってトランプ大統領の発言が一部報道で伝わったことがきっかけとなり、ドル買い戻しが強まり、ダウ平均も伸び悩んでいる。 大統領は「ムニューシン米財務長官の発言は文脈の問題。最終的には強いドルが望ましい」と述べた。市場ではトランプ大統領のダボス会議での演説に警戒感が出ていただけに、この発言は市場の懸念を後退させている。 ダウ平均は一時200ドル超上昇していたが、50ドル高程度まで伸び悩む動きも見せていた。 ダウ採用銘柄ではボーイングや決算を発表した3Mが上昇しているほか、ジョンソン&ジョンソン、ユナイテッドテクノロジーズといった産業株が上昇。一方、アップル、GEが下落しているほか、シスコ、ナイキも軟調。 なお、キャタピラーが決算を発表しており、良好な内容となっていた。株価は寄り付きこそ高く始まったものの、材料出尽くし感や高値警戒感も出ていることから、買い一巡後は利益確定売りに押された。ただ、その後はプラスに転じている。好調な決算でも既に株価は十分に織り込んでおり、このような動きが今後も見られるのかもしれない。 ナスダックも下げに転じている。アップルの下げが指数を圧迫しているほか、テスラ、ブロードコムが下落。一方、ネットフリックスの上昇が続いているほか、アマゾン、マイクロソフト、アルファベットが上昇。 フォードが商いを伴って下落。前日引け後に10-12月期の決算を発表しており、売上高は増収となったものの、利益率が低下しており利益はさほど増えいていない。同社も会見で、問題はコスト構造にあると認識しており、コスト削減の必要性に言及していた。 フォード・モーター 11.49(-0.57 -4.69%) アルファベット(C) 1165.57(+1.33 +0.11%) フェイスブック 187.26(+0.71 +0.38%) ツイッター 22.10(-0.27 -1.21%) テスラ 338.20(-7.69 -2.22%) アマゾン 1368.89(+11.38 +0.84%) エヌビディア 236.66(+0.86 +0.36%) ダウ採用銘柄 J&J 144.15(+2.08 +1.46%) P&G 88.41(+0.10 +0.11%) ダウ・デュポン 76.68(+0.67 +0.88%) ボーイング 342.81(+8.12 +2.43%) キャタピラー 169.00(+0.66 +0.39%) ユナイテッド 137.45(+1.77 +1.30%) ビザ 125.20(+0.65 +0.52%) ナイキ 67.63(-0.37 -0.54%) GE 16.18(-0.26 -1.58%) 3M 251.53(+3.84 +1.55%) エクソンモビル 88.40(-0.13 -0.15%) シェブロン 130.75(-0.64 -0.49%) コカコーラ 47.85(+0.02 +0.04%) ディズニー 110.52(+0.02 +0.02%) マクドナルド 175.50(-0.62 -0.35%) ウォルマート 106.56(+0.77 +0.73%) ホームデポ 205.17(-1.05 -0.51%) JPモルガン 115.54(-0.13 -0.11%) トラベラーズ 148.18(+0.56 +0.38%) ゴールドマン 268.14(+2.46 +0.93%) アメックス 99.62(+0.32 +0.32%) Uヘルス 244.88(+0.03 +0.01%) IBM 165.35(-0.02 -0.01%) アップル 170.84(-3.38 -1.94%) ベライゾン 54.20(-0.02 -0.04%) マイクロソフト 92.29(+0.47 +0.51%) インテル 45.33(-0.18 -0.40%) ファイザー 37.21(+0.28 +0.76%) メルク 61.13(-0.05 -0.08%) シスコ 41.90(-0.28 -0.65%) minkabu PRESS編集部 野沢卓美
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