一段高、過剰在庫の解消期待で１４年１２月以来の高値に＝ＮＹ原油概況

NY原油先物2月限（WTI）（終値）
1バレル＝62.96（+1.23　+1.99%）

　ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比は、期近２限月が１．１５～１．２３ドル高。石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）加盟国を中心とした協調減産と世界的な需要の拡大によって、過剰な石油在庫が一段と減少する見通しであることが相場を押し上げている。米国のシェールオイル増産が警戒されるなか、米エネルギー情報局（ＥＩＡ）が月報で米国の増産ペースが早まるとの見通しを示したものの、相場は意に介していない。今週にも米国がイランに対する経済制裁再開に動く可能性があることも一段高の背景。

　時間外取引で２月限は６２．５６ドルまで上昇した後、通常取引開始を控えて６１．８０ドルまで上げ幅を縮小。ただ、通常取引開始後は再び買いが強まり、６３．２４ドルまで一段高となった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（minkabu PRESS編集部） 

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