反発、過剰在庫の解消期待で約2年半ぶりの高値を更新=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物2月限(WTI)(終値)
1バレル=61.63(+1.26 +2.09%)

 ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比は、期近2限月が1.17~1.26ドル高。米国やドイツなど主要国の経済指標が引き続き堅調で、良好な景気を背景として石油需要のさらなる拡大が連想された。石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国の協調減産もあって、世界的な過剰在庫は解消に向かっている。今週の米週間石油在庫統計でも米原油在庫の減少が見通されている。OPECで3番目に大きな産油国であるイランで反政府デモが収まらず、革命防衛隊が動員されたことは事態の悪化を連想させた。ただ、イランの産油量は反政府デモによって今のところ影響を受けていない。

 2月限は時間外取引の段階から強含み、通常取引開始後は買いが強まった。通常取引終盤には61.81ドルまで上値を伸ばした。

                         (minkabu PRESS編集部) 

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